「住所はちゃんと入力したのに、料理が届かない」
「アプリは“配達完了”になっているのに、玄関には何もない」
「地図を見たら、配達パートナーがなぜか全然違う場所にいる」
ウーバーイーツで、こんな経験はありませんか。
実はこれ、あなたの入力ミスでも、配達パートナーが手を抜いたわけでもないことが多いんです。犯人はたいてい「ピンずれ」。
自分は副業でUber Eatsの配達をやっているのですが、配達する側=中の人から見ると、「住所は合っているのに届かない」には、ちゃんと理由があります。この記事では、その仕組みと、あなたが自分でサッと直せる方法を解説します。
実際、こんな声もあります。
ウーバー頼んだら、なんも設定変えてないのにピンズレしてた… 配達員さんごめん🙏
— @kenken_ubereats https://twitter.com/kenken_ubereats/status/1783060120483885471
「住所は合ってるのに届かない」本当の理由
まず知ってほしいのは、配達パートナーが見ているのは、あなたが入力した住所の文字ではなく、地図に立った「ピン」だということ。
だから、住所が一字一句正しくても、ピンが本来の玄関とは違う場所(建物の裏、隣、道の反対側、別の棟など)に立っていると、配達パートナーはそのピンの場所に着いて「家が見つからない…」となってしまいます。配達パートナーは、基本的にピンを目印に動くしかないんです。
自分も先日、こんなことがありました。地図のピンはある住宅街を指しているのに、住所欄を見ると番地が食い違っている。怪しいのでお客さんに「建物名を教えてください」と連絡しても、返事がない。配達のタイマーが残り2分というところで、ようやく届いた返事が、最初とはまったく違う番地でした。結局どの建物かは分からないまま…。こういうとき、配達パートナーはピンの場所で立ち尽くすしかありません。
つまり、「住所は合っているのに届かない」のは、あなたのせいでも、配達パートナーのせいでもなく、ピンの位置の問題なんです。
ちなみに、「アプリは“配達完了”になっているのに届かない」という場合の対処法は、姉妹記事「“配達完了”なのに届かない時の対処法|配達員が真相も解説」にまとめています。
なぜピンはずれてしまうのか
ピンがずれるのには、こんな理由があります。
- 住所を入力しただけだと、地図は近い場所に「だいたい」でピンを置く(手動で直さない限り、ずれることがある)
- 新築・集合住宅・裏口・角地・別の棟など、もともと特定しづらい立地
- GPS(現在地)から住所を自動入力すると、実際の玄関とずれやすい
- ビルが密集した場所や、道が入り組んだ住宅地
ポイントは、これはあなたの落ち度ではないということ。住所を入れただけでは、地図は正しい玄関までは知らないんです。だからこそ、ほんのひと手間で直せます。
ちなみに、ピンずれとは別に、「自宅と職場の両方を登録していて、つい違うほうを選んだまま注文してしまう」という取り違えもよくあります。住所自体は正しいぶん、自分では気づきにくいんです。これも「住所は合っているのに届かない」の正体のひとつ。注文を確定する前に、届け先が“今いる場所”と合っているか、ひと目だけ確認しておくと安心です。
UberEATS頼んだ住所2丁目なのに5丁目に間違えて入力しちゃって、配達員をバカ大回りさせてしまい、初めて配達員にチップ贈ったゆ、ごめんゆ…。ビーフストロガノフ美味しかったゆ。
— @ramupichan https://twitter.com/ramupichan/status/1897207847467028638
今日からできる!ピンずれの直し方
配達する側として「これをやってもらえると本当に助かる(=ちゃんと届く)」という順に並べます。
- 注文前に「ピンの位置を調整」する
地図を開いて、ピンを実際の玄関の位置に手で合わせます。これが9割。ここさえ合っていれば、たいていの問題は防げます。 - 「入口ピン」も合わせておく
実は、お届け先のピンとは別に、建物の「入口」の場所も指定できます(笑)。マンションやアパートで「建物にはどっちから入ればいいの?」が分かりにくい立地だと、これがあるだけで、配達する側は迷わずアプローチできます。 - 配達メモ(指示欄)に書いておく
例:「ピンがずれているかもしれません。正しくは〇〇マンション△号室、入口は□側です」。建物名・部屋番号・入口の向きがあると、ぐっと届きやすくなります。 - 確定後は、チャットで目印を伝える
「ピンの隣の〇〇(コンビニ)です」のように、ひとことあるだけで、現場はかなり助かります。 - 電話番号を正しく登録しておく
いざというとき連絡が取れれば、その場で解決できます。
そして、目印を選ぶ「コツ」も少しだけ。実は配達する側には、意外と見えていないものがあります。
- 色はあてにならない。夜は、白い建物もグレーの建物も見分けがつきません(笑)。
- 名前もあてにならない。配達パートナーには注文者さんのフルネーム(苗字)が表示されず、ユーザー名の一部しか見えません。ひどいときは、PayPay払いの方が「paypay user」みたいに、名前ですらない表示のことも(笑)。だから「表札の〇〇さんを探して」だけだと、照合できないんです。
逆に効くのは、外から見てひと目で分かるもの。コンビニ・自販機・看板(光るもの)、角や1階のお店(動かないもの)、表札がアルファベット表記であること、玄関前の車(種類・色・ナンバー)など。表札の「絵柄・シルエット」も意外と効きます。たとえば「猫のシルエットが入った表札です」のように、“形”で伝えてもらえると、色や名前と違って夜でも見分けられるんです。「ピンの隣の〇〇(コンビニ)、玄関前に白の軽が停まっています」くらい具体的だと、一発で見つかります。
集合住宅で困りがちなのが、部屋番号。外から見えなかったり、現場で探しづらかったりすることがあります(笑)。そんなときは「201と202で迷う」より、「階段を上がって左側です」のように“相対的な位置”で伝えてもらえると、ぐっとたどり着きやすくなります。
実際、住所の設定が英語表記のままで配達先が「JAPAN」としか入っていなかったお客さんが、配達パートナーからの連絡で気づいて、無事に受け取れた、というケースもあります。ちょっと確認するだけで、ちゃんと届くんです。

ピンを直すと、みんなが得をする
ピンが正しい位置にあれば、配達パートナーは迷わず最短であなたの家に着けます。つまり、あなたの料理が冷めないうちに、早く届く。配達する側も無駄足が減って助かります。ほんのひと手間で、お互い気持ちよく受け取れるようになります。
さいごに
自分も配達をしていて、ピンずれで全然違う場所に着いてしまったことが何度もあります。そのたびに思うのは、「お客さんは、ピンのことなんて知る機会がないよな」ということ。
だからこそ、この記事を読んだあなたには伝えたい。次の注文の前に、ピンの位置だけ、ちょっと見てみてください。それだけで、「住所は合っているのに届かない」は、かなり減らせます。
ちなみに、「配達トラブルって結局誰のせいなの?」を、客・店・Uber・配達員の4つの出所に切り分けて整理した記事もあります→ 【保存版】Uber Eatsで何かあった時、誰のせいか見分ける方法


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