ヤマハ MT-07【2026年型】現行ミドルは何が変わった? YCC-TとY-AMT搭載を整理してみた

バイク本体のイメージを示すデフォルメイラスト(2.5Dアイソメトリック) ニューモデル・業界ニュース
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ミドルクラスのネイキッドって、正直いちばん「沼」だと思う。なかでもずっと気になってるのがヤマハのMT-07だ。688ccだから日本の免許区分では大型二輪なんだけど、面白いのが車重で、ABSモデルで約183kgしかない。大型ネイキッドって200kg超えもザラなことを考えると、これはかなり軽い部類。数字だけ見れば普通二輪クラスのネイキッドと大きく変わらないレベルで、この「大型らしからぬ軽さ」こそMT-07最大の持ち味だと思う。2014年のデビューから10年以上経った今も現役で、2025年2月にフルモデルチェンジを受けた世代が、そのまま2026年モデルとして売られている。

MT-07、現行型(2026年式)で何が変わったのか

いまのMT-07は、2025年2月のアップデートで中身がかなり刷新された世代だ。見た目はフロントマスクがシャープでモダンな顔つきに一新。中身では電子制御スロットル(YCC-T)をMT-07として初採用し、フレームの捻れ剛性を約13%引き上げてきた。足まわりのグレードも上がっていて、「安いから割り切る」バイクではなくなってきている。

エンジンは688ccの並列2気筒(CP2エンジン)。ヤマハが「クロスプレーン・コンセプト」と呼ぶ270度位相クランクを採用していて、これはMT-09やR7とも共通の思想だ。単気筒みたいなトルク感と、スムーズな回転フィールを両立しているのが持ち味とされている。

そしてこの世代最大のトピックが、クラッチ操作のいらない次世代オートマ「Y-AMT」搭載モデルの新設。MTらしい操る楽しさは残しつつ、左手のクラッチ操作から解放されるという選択肢が増えた。TCS(トラクションコントロール)やライドモードといった電子制御も入っていて、初心者から中上級者まで幅広く対応できる設計になっている。

日本市場での立ち位置と競合関係

MT-07は日本でも正規販売中で、価格は税込みでMT-07 ABSが96万8,000円、Y-AMT ABSが105万6,000円(いずれも2025年2月26日発売)。スペックと電子制御の充実度を考えると、このセグメントの中でもコストパフォーマンスは高い部類だと思う。

競合としてはカワサキのZ650RS、スズキのGSX-8S、ホンダのCB650Rあたりが挙げられる。このセグメントは各メーカーが力を入れているゾーンで、選択肢が豊富なぶん比較検討が楽しい反面、悩ましくもある。MT-07の強みは軽量コンパクトなボディと、「飽きさせない」と言われるCP2エンジンの個性、そして今回からのY-AMTという飛び道具にある。

梅雨のシーズンにわざわざ試乗に行く気にはなりにくいけれど、ウェット路面でこそトラクションコントロールの恩恵を一番感じやすいのもこの時期。電子制御が充実したミドルクラスという意味で、MT-07は「晴れの日だけのバイク」ではない。

※画像は記事内容に基づくAI生成イメージ(2.5Dデフォルメ)であり、実在の車両・機構とは異なります

この記事はUltimateMotorcyclingの報道を参考に、日本市場の視点から独自に考察・編集したものです。UltimateMotorcycling

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