ゲリラ450、悪くないバイクだと思う。でも「もっとキレが欲しい」という声に正直応えてきたな、というのが最初の印象だ。ロイヤルエンフィールドが2026年モデルとして発表したゲリラ450 APEXは、既存のゲリラ450をベースにしながら、より「走り重視」のキャラクターに振ったバリアントだ。
APEXが変えてきた3つのポイント
まず外観から。APEXはより攻撃的なスタンスが与えられており、ロイヤルエンフィールド自身も「よりフォーカスされた仕様」と表現している。エンジンはシェルパ450と共通の451cc単気筒DOHCユニットを引き続き搭載。このエンジン自体はすでに評価が高く、ヒマラヤ450やシェルパ450での実績がある。
注目すべきは新しいロードタイヤの採用だ。標準のゲリラ450はオールラウンド寄りのタイヤを履いているが、APEXはよりグリップ重視のロード向けタイヤに変更されている。これ、地味に大きい変更で、同じ車体でもコーナリングの気持ちよさがかなり変わってくる。加えてスポーティな外装と合わせ、ロードスターとしての完成度を引き上げてきた印象だ。
足回りやサスペンションの詳細スペックはまだ全容が明らかになっていないが、ポジション含めて「よりアグレッシブに乗れる」方向に調整されているとみられる。
日本でゲリラ450 APEXを選ぶ理由、あるか?
ゲリラ450はすでに日本でも販売されており、税込み価格は約72万円前後。APEXがいくらになるかはまだ未発表だが、差額が5〜10万円程度であれば、ロードメインで乗るならAPEXを選ぶ理由は十分にある。
このクラスのライバルを考えると、ヤマハ MT-03(約66万円)、ホンダ CB300R(約57万円)あたりが競合に入ってくる。排気量は450ccとやや上回り、単気筒の鼓動感とトルクのあるキャラクターはMT-03やCB300Rとは明確に差別化できる。むしろ比較対象はカワサキ Z400(約75万円)に近いかもしれない。
個人的に気になるのは、APEXというグレード名が示す「尖り」がどこまで本物か、という点だ。ロイヤルエンフィールドはここ数年でエンジン品質や足回りのレベルを大きく上げてきたが、まだ「とりあえずインド車だから…」という先入観で見られることも多い。ゲリラ450 APEXがその壁を越えられるかどうかは、実際のインプレが出てきてからが本番だろう。ちょうど春のツーリングシーズンに向けて試乗機会も増えてきそうな時期、日本での発表と価格設定に注目したい。
この記事はMCNの報道を元に、日本市場の視点から独自に考察・編集したものです。MCN


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