前回の記事で「ピークタイムクエストが消えた」と書いてから2週間。今週、自分のアプリにピークタイムクエストが戻ってきました。ただし、額は下がって。そして肝心のオファーが、ショートすら鳴らない。
結論から書くと、この2週間で起きたのは3つです。①神奈川のブーストプラスは終わっておらず、むしろ配布が広がった気配がある ②テストエリア外では、消えていたピークタイムクエストが安い額で戻り始めた ③それとは別に「急に鳴らなくなった」報告が全国から出ている。この記事では一次報告と自分の画面を突き合わせて、前回立てたAI予測4本の途中経過と、新しい予測3本を置きます。
※前置き:本記事は配達員の報告と自分の実体験に基づくもので、Uber Eats公式の発表は本記事執筆時点でも確認できていません。仕様は個人・エリアで異なる可能性があります。前回の記事はこちら→ピークタイムクエストが消えた?Uber Eatsが新インセンティブ「ブーストプラス」をテスト中
神奈川の2週間:テストは終わっていない、配布はむしろ広がった?
まず前回の主役、ブーストプラス。X上の一次報告を9月1日から15日まで追った限り、「テストが終わった」という報告は見当たりません。小田原・横浜・川崎の配達員から当日のリザルト投稿が続いています。
それどころか、9月12日〜13日にかけて気になる報告が2つ出ました。「無作為に選ばれた人しか出ないはずだったのに」翌日の昼ピークに出た、という川崎の配達員。「日曜だけ全員にブーストプラスなの?」という横浜の配達員。
「無作為→日曜は全員」が本当に仕様変更なのか、報告する人が増えてそう見えるだけなのかは、今のところ分かりません。ただ、縮小ではなく拡大の方向に見える変化が出ているのは確かです。一方で神奈川の外からの「表示された」という報告は、この2週間でも見つかりませんでした(都内の配達員からは「都内は出ていない」という返信のみ)。
そしてもう1つ。テストを受けている側の評価が、かなり冷えてきています。
「12件やってこれだからやっぱりピークエの方が全然良い」。前回の記事で書いた「ピークタイムクエストより少し安い」という警戒が、2週間走ってみた結果として固まってきた形です。
テストエリア外:ピークタイムクエストが「安く」戻ってきた
ここからは自分の画面の話です。前回「ピークタイムクエストがゼロになった」と書いたのが9月1日。それから2週間近くゼロのままでしたが、9月14日の週に戻ってきました。
9月15日(火)10:30〜14:30のピークタイムクエストの中身がこれです。
| 段階 | 条件 | 報酬 |
|---|---|---|
| 1 | 3回の配達 | ¥270 |
| 2 | +3回 | +¥330 |
| 3 | +3回 | +¥400 |
| 4 | +3回 | +¥450 |
| 合計12回 | ¥1,450 | |
12件で1,450円、1件あたり平均121円、最初の3件は1件90円。神奈川の配達員が消滅前の基準として挙げていた「12件で1,800円」と比べると、2割ほど低い水準です(ただし人とエリアが違うので、あくまで目安)。
同じ9月14日〜15日に、東京の配達員からも「ピークエ完全復活してる」という報告が出ています。一方で同じ日に「ついにピークエ消えた」という報告もある。全員一斉に戻ったのではなく、消える人と戻る人が同時に存在している。前回書いた「配達員単位で適用が分かれている」構図が、削除だけでなく復帰でも続いているように見えます。
そして「急に鳴らなくなった」
クエストが戻ったなら、額が安くても「短距離を回数だけこなして段階を取る」という逃げ道はあるはずです。ところが自分のエリアでは、そのショートオファー自体が鳴らなくなりました。クエストの額の問題ではなく、クエストを埋める件数が来ない。
例年の感覚だと、夏の繁忙期から秋の閑散期へは少しずつ移っていくものでした。今年はそれが、いきなり閑散期に入ったような落ち方です。しかもこれは自分のエリアだけではないようで、9月12日前後から名古屋、埼玉、町田、横浜と、離れた地域の配達員が同じような言葉を投稿しています。
配達報酬そのものも、体感では下がっています。15kmの配達で700円台のオファーが出てくる。自分はもともとオファーをかなり選ぶ方なので、ここは実数として証明できるデータではありません。あくまで体感として。
もう1つ、自分の周りで起きていることを書いておきます。Uberが鳴らないので、配達員が出前館に寄る。すると出前館のオファーは、金額が上がる前に取られてしまう。ロケットナウも鳴りが薄くなり、単価も下がり気味。配達員は3社で同じ人たちを取り合っているので、1社が絞ると他社の単価まで下がる。これは自分の周りの観測でしかなく、需要が落ちているだけなのか、Uberの調整が波及しているのかは切り分けられていません。ただ、現場の実感としては「全部が同時に悪くなった」です。
AI予測の途中経過:前回の4本はどう動いたか
前回の記事で立てた予測4本を、この2週間の観測でAIに再評価させました。前回と同じく、自分の予想は見せない独立予測です。判定の期日は動かしていません。
| 予測 | 前回 | 今回 | 判定日 |
|---|---|---|---|
| 1. ブーストプラスは神奈川の外へ広がる | 72% | 58%(下げ) | 12/1 |
| 2. 公式発表は当分出ない | 70% | 80%(上げ) | 11/1 |
| 3. ピークタイムクエストは復活する | 40% | 90%(上げ) | 2027/1/5 |
| 4. 個別配信型の「復帰オファー」が来る | 55% | 35%(下げ) | 10/16 |
大きく動いたのは予測3と予測1です。予測3は自分の画面に物証が出たので、ほぼ当たりの側に寄りました(残り10%は判定方法の問題)。予測1は「2週間の報告が全部神奈川」「拡大は県外ではなく県内の密度で先に進んだ」「ピークタイムクエストが戻った=一直線の置き換えではない」という理由で下げ。予測4は、戻ってきたのが恒常のクエストの方だったので、個別に釣り戻す必要が薄れた、という読みです。
新しい予測3本(判定はすべて11月1日)
予測5:ブーストプラスは10月後半まで続く — 確度72%
10月20日〜31日に、ブーストプラスが適用された当日のリザルトか画面の報告が1件以上出るか。理由は「2週間で終了報告がゼロ、逆に配布が広がる方向」。逆側の28%は「短期テストは2〜4週で畳むのが普通」。予測1(地理的に広がるか)とは別の軸で、片方だけ当たることもあります。
予測6:ピークタイムクエストの復活は広域で見えるようになる — 確度76%
10月末までに「戻った」報告が別々の3アカウント以上、うち2つは神奈川以外と分かる形で出るか。すでに半分近く条件を満たしているので、正直これは甘めの予測です。
予測7:ブーストプラスは「曜日で出る」と語られ続ける — 確度55%
土日祝に出た・その曜日だけ出る、という報告が別々の2アカウント・別々の2週末で出るか。確度が低いのは、曜日の一致がまだ1週末分しかなく、「出る時と出ない時がある」という無作為とも読める報告が同時にあるため。切り分けるには平日の適用報告が出るかを見ればよく、すでに月曜の適用リザルトが1件あるので、曜日説はやや不利です。
逆の読み:ブーストプラスはもう「畳む側」かもしれない
上の予測が全部外れる筆頭シナリオも、AIに出させています。それは「テストの答えはもう出ていて、ブーストプラスは縮小に入っている」という読みです。
根拠は、テスト対象者からの「ピークエの方が全然良い」「ブーストプラスおもんない」という評価と、同じ9月14日〜15日に複数地域でピークタイムクエストが戻ったこと。この2つは「ピークタイムクエストの方が配達員を動かす、と結果が出たので、ブーストプラスを縮小しつつピークタイムクエストをより安い額で戻す」と読むと、きれいにつながります。自分の画面の「安く戻った」も、この読みと矛盾しません。
どちらの読みが正しいかは、10月第1週に神奈川からブーストプラスの当日リザルトが出続けているかどうかで見えてきます。続いていれば予測5の側、途絶えていれば逆の読みの側。10月6日ごろに一度確認して、この記事に追記します。
今のデータでは分からないこと
- ピークタイムクエストが戻った理由。テスト終了の原状復帰なのか、削除テストの終了なのか、季節の通常運転なのか、額を下げた新バージョンへの差し替えなのか。どれも同じ見た目になります。数字のある報告が自分の1件しかないのが弱いところです。
- ブーストプラスとピークタイムクエストが同じ人に両方出るのか。「クエ込み」のリザルトはありますが、そのクエがどの種類かまでは読み取れません。
- 「急に鳴らなくなった」の原因。需要減、他社との配達員の取り合い、配車側の変更、の3つが切り分けられません。神奈川のテストの副作用にしては地理が広すぎ、季節要因にしては落ち方が急すぎる。
- 2月に導入された「連続稼働インセンティブ」が今どうなっているか。もしブーストプラスがその改称や後継なら、予測の前提がまるごと変わります。次に調べるならここです。
当たっても外れても、期日が来たらこの記事と前回の記事に追記します。神奈川以外でブーストプラスが表示された方、ピークタイムクエストの額が変わった方がいれば、Xで教えてもらえると助かります。
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