グローブのレビュー記事って、たいていスペック表と「フィット感が良い」で終わる。でも今回紹介するUlterior MotoのLaunchグローブは、そこに至るまでのバックストーリーがちょっと違う。
5月末にUltimateMCが掲載したレビューを、6月の今だからこそ改めて深掘りしたい。ちょうど梅雨入りして「グローブどうしよう」と悩み始めるタイミングでもあるし、プレミアムストリートグローブという選択肢を一度ちゃんと考えてみる価値がある。
骨折がブランドを生んだ——Ulterior Motoとは何者か
Ulterior Motoを立ち上げたのは、長年バイクに乗り続けてきたアパレルデザイナー。ある日の路上でのアクシデントで小指を骨折した。そこで「市販のグローブじゃ満足できない」と感じ、自分でブランドを起こしたというわけだ。
ファーストプロダクトとして世に出たのが「Launch」グローブ。名前のとおり、スタートを切る一発目にかけた意気込みが伝わってくる。ストリートバイク向けのプレミアムグローブとして設計されており、エンスージアストが「自分が本当に欲しいもの」を形にした製品という位置づけだ。
こういう成り立ちのブランドは、大手メーカーにはない視点を持っていることが多い。安全性を犠牲にせずにデイリーユースの使い勝手をどこまで高められるか、そのバランス感覚がキーになる。
ストリートプレミアムグローブ、日本ではどう使う
日本市場でこういったポジションのグローブを探すと、選択肢は意外と狭い。Alpinestarsの「SP-8 V3」やRevItの「Mosca 2」あたりが競合になるが、どちらも2万円前後〜3万円台。Ulterior MotoのLaunchも同じプレミアムゾーンに入ってくる価格帯になるはずだ。
ストリートグローブで大事なのは、安全規格(CE EN 13594)をクリアしているかどうか。特に小指・薬指の付け根あたりの保護は、転倒時に真っ先に地面に当たる部分なので見逃せない。創業者本人が小指を折った経験から作ったブランドなら、そのあたりの設計には相当こだわっているはずだと期待できる。
梅雨の時期は革グローブのコンディション管理が面倒になるので、素材の防水性やメンテナンス性も判断材料に入ってくる。ガレージ保管できない環境の人なら特に気になるポイントだ。
日本への正規流通については現時点では未確認だが、こうした北米発の小規模プレミアムブランドは並行輸入や直販サイトで購入できるケースが多い。ドル建てで見れば大手と大差ない価格でも、送料や関税を加えると国内品と比べてやや割高になることは計算に入れておきたい。
個人的にはさ〜
「ケガしたから作った」系のブランドって、正直ピンキリなんだよね。感情的な動機だけで走って、プロダクトの完成度が伴ってないケースも山ほど見てきた。
ただUlterior Motoの場合、創業者がもともとストリートバイクのアパレルデザイナーだったというのが効いてくる。素人が情熱だけで作ったわけじゃなくて、業界の仕事をしてきた人間が「既存品への不満」を明確に持って作っている。そのあたりの違いは、実際にLaunchグローブを手に取れば分かるんじゃないかと思う。
あとファーストプロダクトで勝負する小さいブランドって、QCが安定するまで初期ロットに当たり外れがあったりもする。そこはちょっと覚悟しておく必要はあるかもしれない。まあ、それも含めて新興ブランドを育てる楽しさだとも言えるけど。
※画像は記事内容に基づくAI生成イメージ(2.5Dデフォルメ)であり、実在の車両・機構とは異なります
この記事はUltimateMCの報道を元に、日本市場の視点から独自に考察・編集したものです。UltimateMC

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