ウーバーイーツで配達員に頼んでいいこと・ダメなこと|“ついで買い”がNGな理由を配達員が解説

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「ついでに、そこのコンビニで〇〇買ってきてくれない?」
「タバコ、一緒に買ってきてもらえると助かるんだけど」

ウーバーイーツの配達をしていると、お客さんからこう頼まれること、実はけっこうあります。

悪気がないのは、よく分かります。せっかく目の前まで来てくれてるんだから、ついでに……という気持ちも、すごく自然です。でも、配達する側=中の人から見ると、この“良かれと思ったお願い”が、配達パートナーをけっこう困らせてしまうことがあるんです。しかも、頼んだお客さんが思っているより、ちょっとだけ深刻に。

自分は副業でUber Eatsの配達をしているのですが、「これは頼まれても応じられない」ことと、「むしろどんどん頼んでほしい(=そのほうがちゃんと届く)」こと、その両方があります。この記事では、お客さん目線で「配達パートナーに頼んでいいこと・ダメなこと」を、中の人の視点から整理してみます。

“ついで買い”や代理購入は、実は頼んじゃダメ

先に結論から言うと、「ついでにこれ買ってきて」というメニュー外のお願いは、配達パートナーが応じてはいけないことになっています。

これは自分が勝手に言っているわけではなくて、Uberの公式なルール(コミュニティガイドライン)にちゃんと書かれています。

「配達パートナーにメニューにない商品の購入や配達を依頼すべきではなく、また配達パートナーもそのような依頼に応じるべきではありません」——つまり、頼むお客さん側も、応じる配達パートナー側も、どちらも「やめておきましょうね」と公式に決められているんです。

なぜダメなのか。理由は大きく2つあります。

  1. アプリの外での取引になってしまうから
    ついで買いの代金は、当然アプリを通しません。アプリの外でのお金のやり取りは、もし何かトラブルが起きても(金額が違った、品物が違った等)、Uberは一切間に入れません。お客さんも配達パートナーも、まったく守られない状態になります。
  2. 配達パートナーのアカウントに傷がつくリスクがあるから
    ガイドライン違反は、公式に「アカウントへのアクセスを失う可能性がある」と書かれています。配達パートナーにとっては、仕事そのものを失いかねない話なんです。

ここは正直に補足しておきます。「ついで買いを1回頼まれた瞬間に、いきなりアカウント停止」というわけではありません。そこまで極端ではないです。ただ、“積み重なれば停止もありえる”ルール違反であることは確かで、配達パートナーからすると、できれば触れたくないラインなんです。

最近は、Uber側もお客さんのアプリのほうに「メニューにない商品の購入を配達パートナーに頼まないでください」という案内を出すようになってきています。これはたぶん、悪気なく頼んでいたお客さんに気づいてもらうための対策です。

なので、もし配達パートナーに「すみません、それはできないんです」と断られても、どうか気を悪くしないでください。それは意地悪でも手抜きでもなくて、お互いのアカウントとお財布を守るための、ちゃんとした理由がある「ノー」なんです。

逆に、頼んでOK・むしろ助かること

「じゃあ何も頼んじゃいけないの?」というと、全然そんなことはありません。むしろ、配達がスムーズになるお願いは大歓迎です。

具体的には、こういうものは遠慮なく伝えてもらって大丈夫です。

  • 届け先の「目印」を教えてくれる

「白い家です」「赤い車がとまっています」「ピンの隣のコンビニが目印です」みたいな業務連絡。これは本当に助かります。迷子になる時間がぐっと減ります。

  • 受け取り方の希望を伝える

「インターホンは鳴らさないでください」「玄関前に置いてください」など。これも配達パートナーは大歓迎です。

  • 建物の入口や、部屋までの行き方

「入口は建物の裏側です」「階段を上がって左の部屋です」のように“相対的な位置”で教えてもらえると、ぐっとたどり着きやすくなります。

これらに共通しているのは、ぜんぶ「アプリの中で完結する、配達に必要な情報」だということ。だからまったく問題ないどころか、配達パートナーが一番ほしい情報なんです。

目印やピンの上手な伝え方は、住所は合っているのに届かない「ピンずれ」の直し方のほうに詳しくまとめているので、よかったら合わせて読んでみてください。

線引きはシンプル:「アプリの中か、外か」

ここまでをまとめると、頼んでいい・ダメの境目は、実はひとつだけです。

  • アプリの中で完結すること(届け先の情報・受け取り方の希望・行き方)=OK
  • アプリの外に出る依頼(別の店での買い物・アプリを通さない支払い・登録されていない用事)=NG

これさえ覚えておけば、まず間違いません。「これ頼んでいいのかな?」と迷ったら、「それ、アプリの中で完結する?」と自分に聞いてみてください。

配達パートナーに頼んでいい?の線引き(アプリの中=OK/アプリの外=NG)※イメージです
配達パートナーに頼んでいい?の線引き(アプリの中=OK/アプリの外=NG)※イメージです

さいごに

お客さんが、Uberの規約をわざわざ読む機会なんて、まずないですよね。だから“ついで買い”を頼んでしまうのも、ほとんどは悪気じゃなく「せっかくだから」という親切のつもりなんだと思います。

でも、その親切が、知らないうちに配達パートナーのアカウントを危なくしてしまうこともある。だからこそ、お願いするなら「アプリの中で完結すること」。それだけ覚えてもらえると、配達する側はすごく助かりますし、結果的に自分の料理も早く・確実に届くようになります。

ちなみに、配達でトラブルが起きたときに「これって、結局だれのせいなんだろう?」と気になったら、ウーバーイーツのトラブルは誰のせい?配達員が構造を解説のほうも読んでみてください。配達のうしろ側が、もう少し見えてくると思います。

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