コンチネンタルのクルーザー用タイヤ「ContiTour」を使い倒した長期テストの結果が、海外メディアUltimateMCから8月末に公開されている。約6575マイル(約1万580km)でリアタイヤがコードが見えるところまで摩耗し、寿命を迎えたという内容だ。単一コンパウンドで「MileagePlus Technology」を謳う同タイヤが、実際にどれくらい持つのかを具体的な走行距離で示した点が、この記事の一番の値打ちだと思う。
8月末に出た海外のタイヤレビューというと、正直「今さら感」を抱く人もいるかもしれない。ただ9月に入って涼しい朝晩が増えてきたこの時期こそ、来年に向けたタイヤ交換の予算組みを考えるにはちょうどいいタイミングだったりする。だからこそ、今改めてこの長期テストの中身を掘り下げてみたい。
テスト条件とタイヤの構造
テストに使われたのは1999年型ハーレーダビッドソン883スポーツスターXLH(Stage IIスクリーミンイーグルキット装着)。装着タイヤはフロントが100/90-19 M/C 57H TL、リアが130/90-16 M/C 73H RF TLだ。ソースによれば、走行はほぼソロで法定速度内、スクラッチ走行やサーキット、バーンアウトなどは行わず、重い荷物を積んだツーリングもしていない。ABSなしの車体で、州間高速道路から町道・郡道、州道までを含む幅広い速度域で走らせている。路面はほぼ舗装路だが、一部の町道・郡道では砂利道も含まれていたという。
構造面では、フロントの100/90-19がトレッドとサイドウォールの両方にポリエステル4プライ、リアの130/90-16はトレッド下にナイロン5プライ、サイドウォールに3プライを重ねた補強構造とソースに記載がある。ContiTourシリーズはラジアルを一切含まないバイアス構造で統一されており、B表記のものはビーズ下にスタビライザープライを持つバイアスベルテッドとのことだ。展開サイズはフロントが16〜21インチ、リアが15〜18インチとされている。
トレッドパターンにはフロント・リアともセンターの雨溝がなく、代わりにセンターライン付近に深い7字型のサイプを配置し、そこから左右のショルダーに向けて2本の溝を伸ばす設計。荷重が集中する部分にゴムを多く残しつつ、ウェット性能を確保する狙いがあるとソースは説明している。
6575マイルというひとつの目安
テスト中には、夜間の雨上がりで日陰がまだ濡れている町道を走行中、野生の七面鳥が急に飛び出してきて、ABSなしの車体で乾いた路面から濡れた路面にまたがる形で急制動をかけた場面が記録されている。結果としてスキッドせず直線的に減速できたとソースは述べており、乾燥路でのコーナリングや制動については「安定していて予測しやすい」という評価がされている。最終的にこのContiTourは、上記の使用条件下で6575マイル(約1万580km)走行した時点でリアタイヤの摩耗インジケーターに達し、寿命として扱われている。
日本のツアラー・クルーザーオーナーにとっての意味
今回のテストはあくまで海外の883スポーツスターという特定条件下での結果であり、走り方や荷重、路面環境が変われば摩耗ペースも当然変わってくる。とはいえ「単一コンパウンドで長寿命を狙ったバイアスタイヤが、実走でどこまで持つか」を具体的なマイル数で示した事例として、クルーザーやツアラーに乗る人がタイヤ交換のスパンを考える際の参考にはなりそうだ。国内でContinental製タイヤを選ぶ場合の取り扱い店舗や価格帯、在庫状況については変動があるため、購入を検討する際は国内の販売代理店やタイヤ専門店で最新情報を確認するのが確実だろう。バイアス構造かラジアル構造か、サイズ展開が自車に合うかどうかも、同じContinental製品内でも銘柄によって異なる点は押さえておきたいところだ。
※画像は記事内容に基づくAI生成イメージ(2.5Dデフォルメ)であり、実在の車両・機構とは異なります
この記事はUltimateMCの報道を元に、日本市場の視点から独自に考察・編集したものです。UltimateMC


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